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ときこのお散歩日記

休日ひきこもりの社会人が外出+好きなものを整理するための日記

私の男

私の男

私の男

原作、既読。
原作を読んだのは随分前なので、記憶が怪しいのですが。原作のふたりはもっと不敵で、迷いがなかったような覚えがあります。周囲を高いところから見下ろしている雰囲気というか。後悔を感じさせなかった。

映画のふたりはなにか痛ましい。前半は娘が。後半は父親が。ヒステリックに叫びながら、殺める娘。
殺めたあと、怯える父親。原作とかなり印象が違います。

私は映画版が好きでした。ふたりが愛しく感じました。


浅野忠信の魅力があふれてます。情けなくて、だらしなく、寂しい。後半にすすむにつけ、魅力を増していきます。二階堂ふみの狂気を感じさせる全身を使った演技も、この映画にはぴったりはまりました。

前半~中盤にかけての蜜月が、最後をより辛く感じさせます。なんでも分かりあえた関係が、いつのまにかなにも分からなくなってゆく…。人との関係の移ろいやすさを思いました。

テーマがテーマなので、受け付け難い方には無理な映画ですが、是非。