ときこのお散歩日記

休日ひきこもりの社会人が外出+好きなものを整理するための日記

「ちひろ」・「ちひろさん」

休日ひきこもりのときこです。

根っからの漫画好きですが、学生時代にずいぶんと処分してしまいました。

処分したものの心残りで、買い戻した漫画が何作かあります。
そのなかのひとつがこちら。

ちひろ 上

ちひろ 上

ちひろ 下

ちひろ 下

あらすじとしては、風俗産業で働く女性「ちひろ」を中心として、その周辺の人たちの心模様を描いたお話、でしょうか。

はじめて読んだとき、私は高校生で、主人公・ちひろの格好よさ、清々しさに胸打たれました。
ラスト近く、水族館で佇むちひろに特に魅力を感じました。

時は流れて。読み直してみました。ちひろに対する憧れは変わらないのですが、周辺の人々がこんなに愛しいものであったことに最初に読んだとき気づきませんでした。

読むたびに味わいが変わる漫画です。

この漫画には続編があります。

ちひろさん 1 (A.L.C.DX)

ちひろさん 1 (A.L.C.DX)

ちひろも少し年を取り、ちひろさんになりました。
そしてお弁当屋さんになりました。
こちらではより「周辺の人々」が描かれます。不器用で不格好な、魅力的な人たち。「周辺の人々」の普通の人の、普通のままの魅力に惹かれます。

「ちひろ」も「ちひろさん」も読むと、自分の気持ちには嘘をつかずに生きよう、という気持ちになります。
私の大切な漫画のひとつです。